バーチャルにじーずが論文になりました!

バーチャルにじーずが論文になりました!

このたび、「バーチャルにじーず」に関する取り組みが学術論文としてまとめられ、発表されました。地域格差を超えたLGBTユース支援にメタバースが有効であることを世界初実証した内容となります。

「バーチャルにじーず」はメタバース空間で、スマホやPC、タブレットがあればどこからでも参加できるLGBTの子ども・若者の居場所です。LGBTの若年当事者に向けたメタバース上での継続的な居場所は国内外でも前例が見当たらず、運用開始と同時にメディアからも大きな注目が集まりました。

バーチャルにじーず参加者の声から
バーチャルにじーず参加者の声から

今回の論文はJournal of Metaverseというメタバース関係の研究では有名なジャーナルに掲載されたもので、バーチャルにじーずの立ち上げ当初から大変お世話になってきた岡山大学の長谷井嬢教授により執筆されたものです。タイトルはMetaverse Support Groups for LGBTQ+ Youth: An Observational Study on Safety, Self-Expression, and Early Intervention、直訳すると「LGBTQ+青少年のためのメタバース支援グループ:安全性、自己表現、早期介入に関する観察研究」です。

岡山大学からのリリースはこちらからお読みいただけます。

地域格差を超えたLGBTユース支援にメタバースが有効であることを世界初実証

本研究は、メタバース空間におけるLGBTユースの居場所を1年間観察した研究として

を実証しました。

今回の論文化は、バーチャルの取り組みが学術的に意義を持つものと認められたことを示しています。

このたびの研究について、長谷井先生は

「この1年の活動の結果、メタバースがLGBTユースにとって重要な心理的安全の場となることが確認され、自己肯定感や孤独感の軽減につながっている事が明らかとなりました」「これは、LGBTユースへのメタバース支援の有効性を証明した初めての報告であり、支援グループへのアクセスが困難な地域の方や、自分の性的指向を周囲に伝えられない方々にとって、メタバースが大きな可能性を持っていることがわかりました。このような取り組みが、国内だけでなく、世界的な支援の輪に繋がることを祈っています」

と語っています。

今後も、より多くの子ども・若者たちに活用していただけるよう取り組みを続けていきます。

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